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第2弾「大学にとってWebサイトとは何か」 中央大学 入試・広報センター事務部  担当課長 渡辺 純一氏
Webサイトをリニューアルするやいなや、日経BP社による「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2005」において、堂々1位に輝いた中央大学。その背景には実に10年に及ぶ広報改革の歴史があった。大学にとってWebサイトの使命とはなにか。学内外の様々な困難を乗り越え、いかに改革を実現してきたのか。そして今後どこをめざすのか。大学サイトのイノベーター・渡辺氏に語っていただきます。
プロフィール 渡辺 純一氏(わたなべじゅんいち)
中央大学卒業後、同大電子計算機センターに入職。97年、入試・広報センター事務部広報課へ異動。現在、担当課長。Webサイトを核に広報改革を推し進め、2005年「ユーザビリティー全国No.1」に導いた。大学サイトの変革リーダーとして全国の注目を集める。

第1回 │ 中央大学Webサイトの現在〜サイトリニューアルの目的と運用システムについて

リニューアル前の中央大学サイトは“ユーザビリティ最低”だった?!

―3回シリーズですので、よろしくお願いします。
  中央大学のWebサイトは、昨年(2005年)9月に大きくリニューアルされました。それで日経BP社による「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2005」のナンバーワンにも選ばれたわけですが、まず今回は“現在”という視点からお聞きしたいと思っています。
  まず、サイトをリニューアルされた目的について伺いたいのですが。

 初めに、リニューアル前の中央大学サイトの状態について申し上げなければなりませんね。以前は、各学部・部署それぞれでページを制作・管理していました。自分たちの思いや考えだけで作り、更新していたわけです。おそらく、自分たちなりには満足できるページになっていたのでしょう。一方私たち広報課が管理するのはトップページと若干のページだけです。そこから各学部等のページへリンクが張られていたわけです。
  しかし、これをサイト利用者から見ればどうでしょうか。クリックすれば、別ウィンドウのページが立ち上がり、ページデザインもばらばら。メニューや情報の量や質も各学部・部署ごとに違う。重複がある一方で、見つからない情報もある。何より、知りたいことがすぐに見つけられない。
  要するに、利用者が使いにくい、言わば“ユーザビリティ最低”のサイトだったわけです(笑)。これでは大学として効果的なWeb広報ができているとはとても言えませんし、何のための大学サイトなのか分かりません。
  今回のリニューアルでは、それを中央大学として統一的で、かつバランスがとれた広報が可能なサイト構造に構築し直し、今後の内容整備と拡充に耐えうるだけの枠組みとシステムを整えました。内容的にはまだまだ整備しなければならないことが残ってはいるのですが、これからの方向性を確立することはできたのではないかと考えています。

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