まず、小規模大学で広報を担当する者の悩みをお聞きください。たとえでいうと、マンモス大学と小規模大学とでは「プロ野球と草野球」ほどの違いがあります。私どもの定員は以前は300名、その後増えましたが、それでも600名です。今日お越しの中央大学さんや立命館大学さんなどは1万名を越える規模ですね。同じ大学と言いましても、スケールがまるで違うのです。そんな中でどう「プレー」(広報)すればいいのか? 悩みは尽きません。
まずスタッフの充実度も違います。小さな大学に多くの人数は置けません。兼務する仕事も多く、広報専門というわけにはなかなかいきません。
募集広報費もケタが違います。大学ではたいてい、学生一人当たりいくらというかけ算で広報予算を組みますので、私どもなら「かける600(名)」。それに対し、マンモス大学は「かける20,000(名)」とかです。なのに、募集広報誌や新聞の連合広告では、1枠いくらですので同じ費用が必要です。
「聖学院大学の広告量が少ない!」 学内でそういうクレームをたくさん聞きました。実は私は最初、聖学院大学ではなく学校法人聖学院の広報センターに入職しましたので、大学入試委員会ではわざと広報を絞っていると思い込んでいたのでしょう。お陰で、大学とは“1200日の暗闘時代”が続きました(笑)。
その間に小規模大学での広報のあり方を試行錯誤しながら模索していたのです。
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