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大学改革塾/全入時代の新たな大学教育

「第一線貴社が教えるーうまくマスコミと付き合う「大学広報」のヒント

インターネットが普及したとはいえ、依然マスコミは大きな影響力をもっています。たとえ小さくても一本の新聞記事は大きなパワーをもっていますし、その力は何百万円もかけて行う広告の比ではありません。
それにしても、どうすればマスコミに自分の大学を取り上げてもらうことができるのでしょう、記者たちは大学のどのような点も注目しているのでしょうか――そうした大学広報に役立つヒントを第一線記者に示してもらいました。

プロフィール 富所 浩介
読売新聞大阪本社 社会部
1968年生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞入社。支局勤務、東京本社社会部を経て、06年9月より大阪本社勤務。東京本社在籍中の02~06年かけて文部科学省および教育を担当し、各地の大学を取材。「大学の現在」や「大学の広報」に詳しい第一線社会部記者。

大学広報に足りないもの

 東京本社の社会部記者として約4年、各地の大学を取材してきました。ちょうど国立大学の法人化の時期にあたり、この間、大学は大きく変貌しましたね。一言でいえば経営感覚が入ってきました。以前のような組織や仕事ぶりではいけない。社会や学生に見放され、大学自体の経営が成り立たなくなってしまう――そうした危機感が共有されるようになってきたからだ、と思われます。

 今回のテーマである大学広報についても、ずいぶんよくなっていますね。ただし、それは以前と比べてであって、民間企業と比べるとまだまだ不十分。大学業界という狭い世界で完結していたのが、いきなり「広い世界に目を向けろ」「社会と接点をもて」と要求されたのですから無理もありませんが、もう少し“広報感覚”を磨く必要はあるでしょう。

 では、具体的に大学広報には何が足りないのか。 ひとつは「攻めの姿勢」、そしてもうひとつが「情報に関する感度」だ、と私はみています。

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